ドメインプロテクション設定の必要性
お名前.comを使っていると度々送られてくる「ドメイン保護設定が未完了です」のメール。この設定の必要性について。
設定しないでおくと「1件の設定有効化が未完了です」「乗っ取り被害対策をお済ませください」としきりにメールが来る、お名前.com の「ドメインプロテクション設定」。
これはどういう設定なのか?設定しないとまずいのか?について簡単にまとめ。
ドメインプロテクション設定とは
ドメインプロテクション設定を行うと、自身が管理するドメインに対する操作を制限することで、仮にIDとパスワード漏えいしたとしても、ログインして不正な操作をされることを防ぐことができる。
ドメインプロテクション設定の変更にはメール認証が必要なので、お名前.comのIDとパスワードが漏えいしたとしても、それだけで不正な設定変更を行われることがない。
設定項目は以下の4つ。
- Whois情報のプロテクト
- 設定ONの間、以下の操作が行えなくなる
- ドメインWhois情報変更
- 属性JPドメイン情報変更
- 属性JP登録申請修正
- Whois公開代行設定
- Whois公開代行メール転送設定
- 設定ONの間、以下の操作が行えなくなる
- NS(ネームサーバー)設定のプロテクト
- 設定ONの間、以下の操作が行えなくなる
- ネームサーバーの変更
- DNS関連機能の設定
- メール転送設定
- URL転送設定
- 設定ONの間、以下の操作が行えなくなる
- ドメイン管理のプロテクト
- 設定ONの間、以下の操作が行えなくなる
- ドメイン移管ロック
- お名前ID付け替え
- ドメイン売買サービス
- 設定ONの間、以下の操作が行えなくなる
- ドメイン自動更新設定のプロテクト
- 設定ONの間、以下の操作が行えなくなる
- ドメイン自動更新設定
- 設定ONの間、以下の操作が行えなくなる
「Whois情報のプロテクト」「NS設定のプロテクト」「ドメイン管理のプロテクト」「ドメイン自動更新設定のプロテクト」の4項目それぞれで、プロテクションのON/OFFを設定し、操作を制限/制限解除することができる。
ドメインプロテクション設定の値段
1つのドメインにつき、年間1058円(税込)。
ドメインプロテクション設定は必要なのか
月並みだが人によるだろう。個人的には必須とは思わない。特に、趣味でやっている、消えても大したショックを感じないようなサイトなら不要なはず。
ただ、少なくともお金を出して買っているドメインでもあり、少なくとも一定の存在価値はあるはず。どんなに厳重にパスワードを管理しても、昨今はいつどこからパスワードが流出するかわからない。メイン収入源のアフィリエイトサイトや、ずっと続けてきた思い出のブログなんかを潰されてからどんなに泣き言を言っても、サイトは戻ってこないかもしれない。
そういうことを考えると、それなりに大事にしたいサイトであるなら、できることはしておく、という意味で設定すべきかと思う。